Diary(思い出の記録)Vol. 5
  <07・1月〜8月>

2007・1月7日
    ボローニャ国際絵本原画展(長島美術館)
    新年最初のこの日は原画展の最終日ということもあり、美術館へ上る坂道は渋滞で車が先に
   進まなかった。
    なかには小さいお子さん連れの家族も多く、中は混雑だった。詳細は美術館巡りPart2をご
   覧下さい。

   〃、9日父方の祖母の百歳を祝う誕生祭(鹿児島市内のグループホーム)
     久しぶりにいとこたちと会う。
     祖母の孫やひ孫たちも集まり、伯父の作った刺身に舌鼓を打ちながらとてもにぎやかな食事
    だった。

 
  〃、13日、子どもの頃に読んだ絵本をNetwork for Life & Heart <Ehon no KAI
    AYA>ーA Picture book Group AYAー
(いのちと心をつなぐネットワーク「えほんの会
    AYA」)としてまとめ、
HPに更新することができた。これからも時に試行錯誤しながら充実していき
    たいと思う。詳細は
「えほんの会AYA」をご覧下さい。
   2月16日
    
母方の姉で最愛の伯母の七回忌(鹿児島市内の西本願寺)
    久しぶりに伯父・伯母、いとこたちと会うことができた。また、叔母の元で働いておられた洋装店
   の方々も見えていて懐かしかった。

  
 〃全国障害者問題研究会(全障研):機関誌「障害者問題研究」(特集号)の原稿を
    脱稿。
     決められた行・字数どおりに原稿を書くために何度も推敲・校正していき、大変な作業では
    あったが自分なりに学生生活を振り返ることができた。今年5月に掲載の予定。

 
  〃、20日「ことば育ちは心育て」が中国語出版(台湾)に決定。
  
 3月4日
     
神奈川から漫画家の河崎芽衣様が来鹿・取材。5日に続けて取材。
 
  〃,9日N響(NHK交響楽団)のコンサート(宝山ホール)<鹿児島市民文化センター>
    
 音楽を愛する私たちにとってどの曲も生で聞けるのが一番の醍醐味だ。何度聞いてもドボル
    ザークの「新世界」はインパクトがあってなんともいえない最高の夜のひとときだった。
     1階のロビーでいとこ夫婦とばったり会った

 
  〃,11日日本経済新聞大阪本社編集局・社会部の石井様、来訪・取材。
     実際にお会いした石井様はとても気さくで、素敵な方だった。
     18日付の医療面に掲載。

 
  〃,18日第3回あいら福祉フェスティバル(姶良町中央公民館)
     大学病院時代の奥村元婦長さんや父のかつての生徒さん、母のご友人などとても懐かしい
    方々ともお会いすることができた。運営にあたった中学生の皆さんから大きな花束をもらった。
     大原雅代さんの個展を見に三宅美術館へ。
     偶然にも松田先生がおられ、絵やさおり織などを見る。どの絵も雅代さんの表情豊かな色
    彩で描かれていて心が和み、ほっこりした気持ちになった。なかでも雅代さん本人が私をイメー
    ジして描いた絵は私の特徴をよくつかんでいて恥ずかしさ半分、嬉しさ半分の気持ちが入り混
    じってくすぐったい感じがした。
     (詳細は
美術館巡りPart2を参照)それにしても私の横に描かれている青年はいったい誰
    なのか、依然として不思議なところだ。

  
 〃,神戸市看護大学健康・行動科学(現・奈良学園大学:奈良県)の吉岡隆之先生よ
    りお手紙が届く。
     『夢紡ぐ綾』が同大学の平成19年度(13年前の2007年)入学試験問題の小論文
    (90分間)ー3月12日(後期日程)に出題・採用されたとのことだった。このような試験問題
    に出題されるとは思わなかったので最初は実感が湧かなかったが、この本と私のことが学生さ
    んたちに少しでも理解してもらえたらと我が家にとっとても嬉しいニュースの一つとなった。

 
  4月 19年前の2001年、第16回障害者歯科学会での講演会でお世話になった前徳島大
     学歯学部教授の西野瑞穂先生よりモンゴル(ウランバートル)から絵はがき。現地の健
     康科学大学で活躍中とのこと。
   〃,昨年6月にスタートした第1回JDS(日本ダウン症協会)ダンデライオンの会(千葉県内
    のダウン症児親の会)の報告集「未来へのわたぼうし」が届く。

 
  〃,1日『走り来たれよ、・・・・』から3冊目の『ことば育ちは心育て』が中国語に翻訳され、
    台湾東販より出版される。詳細は私のHP
トピックスPart1をご覧下さい。
 
  〃,13日大阪から母方の叔父・叔母が鹿児島へ。
     夕食で父は叔父とお酒を酌み交わしながらおしゃべりして大満足の様子だった。

 
  〃,14日母方の叔父・叔母の七・十五年忌法要(鹿児島市内の西本願寺)
     久しぶりのいとこ達との再会。
     法要が済み、ついでにその足で父の車で笠沙へ。
     この日はとても天気がよく、夏を思わせる暖かな陽気だった。さんさんと輝く笠沙のエメラル
    ドグリーンの海がきれいだった。
     ホテル内のレストランで、みんなで伊勢えびなどの刺身料理で舌鼓。とても楽しい幸せなひ
    とときだった。

  
 〃,17日京都・かもがわ出版より『ことば育ちは心育て』の中国語版が届く。
  
 〃,19日2006年(14年前)、岐阜での講演会でお世話になったダウン症児親の会「ピ
    ュア」(現:NPO法人岐阜ダウン症の会「ピュア」)の元代表・安達様より私たち家族も入っ
    ているカレンダーや会報などが届く。

 
  〃,20日フランス語の講義へ行く。
 
  〃,29日全障研(全国障害者問題研究)の機関誌(特集号)ー「私の学生生活を振
    り返って」ーの原稿校正、終了。

 
  5月3日(憲法記念日)
    精神科医・香山リカさん講演会(鹿児島市民文化ホール)
    香山さんのお話から私たち若い世代に憲法のあり方を強く投げかけてくる問いかけが言葉
   のひとつひとつにあり、私自身もその言葉に共感しながら聞き入った。

  
 〃,22日日経(日本経済)新聞「駆ける」欄の転載記事の載った(公益社団法人)日
    本ダウン症協会の機関誌(6月号)が送られてきた。

  
 〃,25日全障研(全国障害者問題研究会)の機関誌(特集号)「障害者問題研究
    ー大学における特別な教育的ニーズへの対応ー」ー発行。

 
  〃,26日「障害者問題研究」編集部の梅垣様より特集号が届く。
     限られた字数での寄稿は大変なものだったが、その専門的な充実した内容に驚きながら
    も送られてきた
研究誌を実際に手にしてこの雑誌に投稿できたことで一つの達成感を味わ
    えた。

 
  6月14日
    
ベストセラー『だから、あなたも生きぬいて』の著者・弁護士の川下(旧姓:大平)光代様
   ご夫妻よりメールを頂く。
    メールの写真の中の悠(はるか)ちゃんの写真がとてもかわいい。現在はお元気ですくすく
   成長されているとのことだ。

   〃,15日、
国立南九州中央病院附属鹿児島看護学校(現:『独立行政法人国立
    病院機構鹿児島医療センター附属』看護専門学校)の学園祭でのスピーチ・交流。
     20年前の2000年にも講演で行ったことがあり、あの時の同じ学校でスピーチできてと
    ても懐かしかった。当時おられたという現在の副校長先生が「あれからまたいろいろなことが
    あったのですね、とても感動しました。」と話され、私自身も胸がいっぱいになった。
     講演後には学校祭実行委員の学生さんから大きな花束をもらい、とても嬉しかった。

   〃,22日、
第41回日本作業療法学会のレセプション(鹿児島サンロイヤルホテル)
     バンケットホールで各県内外の病院から集まってこられた多くの先生方と初めてお会い
    することができ、今回の学会長で最終日(24日)の市民公開講座の司会をして下さる鹿
    児島大学医学部保健学科の岩瀬先生ともお会いすることができた。

   〃,24日
(最終日)、市民公開講座講演会(鹿児島市民文化ホールー第2ホール)
     この会場には小児科保健学会、第21回鹿児島県障害者保健福祉大会の二つの
    講演会で来たことがあり、今回で3回目。
     会場に足を運んで下さった方々が私の拙いスピーチを静かに熱心に聞いて下さり、と
    ても嬉しかった。なかにはこれから作業療法士になられる学生さんたちもおられた。
     このような機会を作って下さり、司会を務めて下さった大会会長の岩瀬先生、この会議の
    プログラム委員会担当の末広様、有難うございました!
 
   〃,25日、
第41回日本作業療法学会の記念講演会模様の記事が南日本新聞にカ
    ラー写真入りで掲載。電話やメールを頂いた方々に感謝!

   7月15日
     
日本作業療法学会の講演内容がカラー写真入りで大きく掲載。 
   〃,19日、
『走り来れよ、吾娘よ〜夢紡ぐダウン症児は女子大生〜』と『夢紡ぐ綾ー
    母と娘のデュエットー』のタッグコミック本『夢紡ぐ綾』が漫画化。forMrs(フォアミセ
    ス)スペシャル9月号(7月19日発売)の巻頭に掲載。

   〃,
カナダの絵本「スマッジがいるから」が5刷になる!!
   〃,26日、
いよいよ北海道へ。
     旭川空港に降り立ち、富良野に向かった。

   

富良野・ラベンダー畑にて

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 〃,27日(2日目)、富良野でのラベンダーを満喫して旭川へ。
   旭川に一泊して、午前中に三浦綾子記念館や北海道伝統美術工芸村の優佳良
  織工芸館に行った。
   午後はフライングキッズなどの講演会。夕方、札幌へ。
 〃,28日(3日目)洞爺湖を見て函館へ。
   五稜郭や石川啄木文学館など見学。

 〃,
29日(4日目)飛行機で札幌へ。丘珠空港で岡本先生にお会いする。
   札幌市内見学。
 〃,30日(5日目)の午後、悠悠クラブの講演会。
 〃,31日
札幌から小樽へ。
   小樽文学館など、小樽市内を観光して新千歳空港へ。
   詳しくはトピックスPart3北海道紀行で。できるだけ早く書き上げて、バージョンアップ
  したいと思っている。

  8月 NHK(日本放送協会)製作局・第1製作センター(文化・福祉番組)専任ディレクタ
   ーの村田様、来訪。
    初対面の村田様はとてもきれいな、素敵な方だった。NHK教育(現:Eテレ)テレビ「福祉
   ネットワーク」で弁護士の川下(旧姓:大平)光代様との対談のための取材。
  〃,23日ホテルニューオータニ大阪で収録予定。放送は9月5日予定。
  〃,5日、父方の祖母、101歳で天寿を全うする。
    通夜・葬儀とも、たくさんの方々が参列して下さった。いとこや母方の親戚も駆けつけてくれ
   た。
    特に私たち家族を心配していた祖母。いよいよ献花の時、祖母との想い
出とともに溢
   れてくる涙を抑え切れなかった。でも祖母は千の風になって見守ってくれて
   いると思う。